なぜ日本経済に活気がないといわれるのか。うつを治す簡単な方法!そして、私は、解決策を知っている。 原因編
こんにちは、シュウです。
いつもブログを読んでいただいて、ありがとうございます。
突然ですが、日本経済に活気がないなんて、思っていませんか。アベノミクスで景気が良くなったのか、悪くなったのか。よくわかりませんね。
もちろん、ご存知の通り、そんなこと当たり前です。絶対的な景気・不景気の基準なんてありませんから。政府や大企業が好景気だと定義しても、みなさんが実感として、不景気だなと思うのであれば、不景気と判断してください。
景気・不景気は、そもそも「気」の話ですから、あまり気にしないでください。
ということで、今回は、今活気がない。不景気であるということを前提にお話致します。
これを読むと、あなたのイヤな気持ちや鬱っぽくなる気持ち、そして将来に対する不安をどのように壊していくかがわかってしまいます。そして、ちょっと経済通になるかもしれません。
そして、不景気である原因をこの記事では、解明して、その解決策を次の記事で書こうと思っています。なので、次の記事とワンセットです。
ぜひ両方お読みください。
まず、景気が良くない。経済の活気がない。などといったことの原因をハッキリ申し上げます。
それは、
「皆が夢を持って生きていない」
からです。
「は、そんなことよく言われてるよね。あなたバカ」とか「もうその話飽きた」と思われたかもしれません。
ただちょっと待ってください。夢がないと、なぜ活気がなくなるのか説明できますか?
私は、多くの方は、説明できないと思っています。
そして、その夢がないとなぜ活気がなくなるのかを解明することによって、「活気がない・景気が悪い・うつが多発している」といった問題に対する突破口を開くことができると考えています。
そして、考えるだけでなく、私のお客さんに実行しています。
では、話を戻します。
夢や希望がないとなぜ活気がなくなってしまうのかです。
簡単です。どうも、人間の脳には報酬系というものが存在するらしいのです。この報酬系というものは、ある特定の刺激を受けるとそれに伴って快感物質を出すというものらしいです。つまり生物学的に、人間の脳には、ある特定の刺激で「気持ちいい」というふうに感じることができる仕組みがそなわっているということです。
私は、脳科学を専門的に研究しているわけではないので、このくらいにしておきます。
ただ、この概念を使うと、いろいろ説明できることがあります。
例えば、いろいろな宗教でなぜ祈りを捧げると気持ちよくなるのか。これは、神様のおかげということもできます。しかし、それは、宗教の中での説明です。
生物学的な説明であるのならば、まず、その祈りのポーズをした瞬間に神を連想して、報酬系が動いたので、気持ちよくなった。とも言えます。
宗教関係の方、怒らないでください。一つの対象に対して、いくつかの角度からものごとを説明することは、私は大事だと考えています。
さて、他の例についても考えてみましょう。
日本の高度経済成長のときのことです。なぜ、あんなにみんながんばれたのか。
夢という視点、そして報酬系という概念を使いましょう。
戦後焼け野原で、希望もない。そんなときに、こんなこと言われたらどうですか。お前の所得をあと何年かで10倍にしてやる。
いわゆる所得倍増計画というやつです。もちろん、10倍は、大げさです。これが夢です。
そして、それを小中高のどの教育機関でもやるのです。夢をおしえます。
「今勉強すれば、いっぱい好きなものが将来食べられるよ」
「今苦しんでおけば、会社で社長になれるかもね」
「大きな家に住めるよ、今大変でもがんばれ」
そして、競争させます。そうすれば、みんなある程度集団的に報酬系が働いて、がんばるようになる。
当時の会社でもどうでしょう。リーダーたちは、本気で夢を語りました。日本の小さい電気の会社だったパナソニックも世界的に大きくなると絶対に当時では考えられないことを語っていました。しかも本気です。これがリーダーシップの本質だと思います。(それはまた今度どこかで語ります。)
そうすると、みんなあの社長の声を聞くと、なんかうまくいく気がする。っとここでも、将来に対しての気持ち良さがでます。
また最近では、どうでしょう。ネットビジネスで、最近破綻しましたが、与沢翼さんなど有名でしたでしょう。あの方もやたらと、夢を語っていました。
与沢翼の翼を広げるっ!
おっと、カッコイイ。
みんながちょっとやる気を出したり、熱狂を出すには、必ず皆この報酬系を利用しているのではないでしょうか。
つまり夢や希望をガンガン語りまくることによって、その人達に想像させる。そして、やる気を出させる。
私は、最近の大企業でも学校でも夢を語ることや希望を語ることが何か後ろめたく、恥ずかしいことのように内部の人が感じているように思います。
みんな、現実主義でいこう。学校ならば、夢は公務員。いや公務員が悪いわけじゃないですが、理由が安定して給料がもらえて、休みの日にゴロゴロしてられそうだからは、やめてください。
せめて、休みの日に趣味に自分の時間を存分に使えるからとしましょう。
また、脱線しました。
大企業でも、俺は社長になるとか、そういった人たちは減ってきているのではないでしょうか。どうせ、リストラの可能性があるんだ、早く出ようかな。
これでは、やる気がでません。
昔は、基本的に価値観が単純でした。
簡単にいえば、
先端的な科学技術を輸入して、とにかく大きな家に住む、そして、そのためにみんなと同じことをして、その中で抜きん出るようにする。
それで、ガンバレた。今では、そもそも生活水準も高い、そして、競争しても結局会社のポストは、ほぼ埋まっている。また、自分の能力を会社であげようとしても、おなじような能力を持った人たちがたくさんいる。
これでは、
「昔の価値観で学校や社会がこれが夢だと教えてくれたものが、今は夢ではなくなっています。」
価値観をもう一回一人一人見直し、そして、一人一人が夢を持つことが大事な時代になっているのではないでしょうか。
それでは、続きは、解決編です。よろしくお願います。
脳科学関連の本最近流行りの理研です。
目的と手段という2つの強力な概念 ツールをうまく使いこなすには
こんにちは、シュウです。
いつも、ブログを読んでいただいてありがとうございます。
今日は、目的と手段という概念をお伝えします。この記事を読むと、
行動をするときに、モヤモヤした気持ちが減ります。
そして、副産物として、この2つの概念を理解できた瞬間から、おそらく日本人の上位5%の頭を手にいれるでしょう。
ただ、5%といっても
1億2千万人×5%=600万人
もいます。ま、気にしないでいきましょう。
さて、一つ質問です。
あなたは、何か、できないと思っていることがありませんか?
思い出してください。
そして、今からツールを使いこなせない人について話していきますので、それをあなたのできないことに当てはめながら、読んでください。
機械では、あまりにわかりにくいので、今みなさんが見ているブログを例にとりましょう。そして、少し私の話を。
私は、つい何日か前にブログを開設しました。本当にここ2,3日です。
私は、このブログの機能をほとんど使っていません。今のところほとんど初期設定で、行っています。さらに、写真なども乗っけていませんし、特に何かがんばっているわけではありません。
しかし、私は、完全にブログを使いこなしていると思っています。
「は、アホちゃうかお前!」「しばくぞ、こら!」「何、この人変!」などいろいろな反応があるかもしれません。
ただ、私は、勝手にブログを使いこなしていると思っています。少なくとも、できないといって病んではいません。
この謎を解くカギが目的と手段という概念なのです。
私のブログを開設した目的は、教育活動を円滑に行うということです。どういうことか説明しますね。
私は、コンサルタント・コーチ・家庭教師などいろいろなところで話をし、考えたことを伝えたりしています。その際に、他の人にもこの話をしたいと自分の考えた話をしたいと思うことがあります。
そのときに、毎回時間をとって話をしていては、とんでもないことになりますよね。なので、ブログに乗っけておくから、見ておいてというのです。そうすれば、私がいないところでも教育活動ができるわけです。
もちろん、守秘義務やあまり個人的なことは、書きません。書いたら仕事を続けられません。なので、個別の事例を一般化・抽象化した形で書いています。
さて、私のブログを開設した目的は、文章を書き、それを人に読んでもらって、読んだ人の理解が深まった瞬間に達成しています。そして、これからも達成され続けると思います。
この、自分で決めた目的が達成された瞬間に、もう使いこなしたと思っていいのです。なので、私は、ブログが初心者ですが、使いこなしたと思いました。
要するに、何を伝えたいかといいますと、
何かをやる際には、かならず目的を先にしかも勝手に主観的に決めてくださいということです。手段はあとです。
これをやらないと、いつまでたってもものは、使いこなせません。なんでもそうですが、人間がやることは、なにかの目的を達成するための手段であることが多いと思います。
気づかないうちに、だんだん、みんながやっているから俺もTwitterやるとかブログやるとかfacebookやるとかになっていませんか。
そうすると、手段が目的になってしまいます。
すべての機能を使い尽くすことが、目的になってしまいます。そもそも、機械でも、ソフトでも一人の消費者がすべての機能を使うことは、想定していませんよね。いかに、説明書が分厚いか。笑
機械やその他の本来手段のはずのものは、いろいろなところでそれを使いこなしている、勝間和代のようなスーパーおばさんやスーパービジネスパーソンなどがいます。
どうしても、そういった人たちを見ると、
「自分もああいうふうに、カチカチ操作しなければだめだな」と思ってしまいます。
正直そんなことは、どうでもいいのだと私は思うようになりました。
基本的に好きなようにつかう。自分でやりたいことを設定し、それを当該の手段でクリアする。それでいいのです。
そして、新しいことができるようになると、またさらにその機械やブログで新しいことをもっとしたい欲望が出てくるかもしれません。出てこなかったらそれはそれまでです。
この目的と手段ということをよくよく考えないと本当に危険だということがあらゆる場面において、あります。
先のブログの例であれば、やたら機能のいじり方にこだわり、自分で何をやりたいのかわからないなんてことになったら、時間の無駄になってしまいます。
これは、何もツールだけではありません。
大学になぜ入るのかという目的を考えない。
この会社になぜ入るのかという目的を考えない。
なぜこの会議はするのかという目的がわからない。
これらの話は、日本にあふれていて、枚挙に暇がありません。
あなたが、毎日の生活でこの目的と手段がすり替わった瞬間には、何度も遭遇しているはずです。本来ただの手段であるはずのものが、目的になってしまう。
そして、それを見つけたら、一言、
「それ、なんのためにやってるの?」
と聞きましょう。
もしくは、聞けないので、あれば、貯めこんで、どこかで、
「あれは意味がない、こうやったほうが良い」
と改善策まで考えて、誰かに伝えましょう。
それで、無駄なことが日本から少しでも減ったらうれしくないですか。
最後に、私は、こういった手段と目的という概念をあまりよく理解せず生きていた時期がありました。
自分が、そもそもどういう目標・目的を持っているのか、考えないで、資格をとるのにがんばろうとして、病んだことがありました。
みなさんには、そうならないようにと思って、記事を書きました。
最後まで、読んでくださってありがとうございます。
価値と価格のブログもどうぞ。
賢い消費者になるために知っておきたい価値と価格のお話 これを読んで実行すれば、あなたの一ヶ月の消費は、半分になるかもしれない。 - 賢者への道
ちなみに、ある哲学者が、このことについて真剣に議論していました。よろしければ、ご一読を。でも少し難解かもしれません。でもやっぱり面白いので、是非。ちなみに、九州大学2014年でこの本の中の文章が出題されました。
個人的には、メチャメチャ面白いので、お勧めです。
賢い消費者になるために知っておきたい価値と価格のお話 これを読んで実行すれば、あなたの一ヶ月の消費は、半分になるかもしれない。
こんにちは、シュウです。
いつも、ブログを読んでいただいてありがとうございます。
今日は、経済のネタでお話します。無駄な出費をなくすための考え方です。
「お金がすぐになくなって困る」「給料日まであと〇〇日なのに、もう・・・」と思っていませんか。
本当に、この記事を読んで書いてあることを実行した場合、一ヶ月に使うお金は半分になるかもしれない。そして、騙されにくくなる。
また、受験生は、価値と価格について書いてある現代文もよく出題されるので、読むと良いかもしれない。
価格と価値の違いについて、明確に理解しておくことは、資本主義の世界で生きていくなかで非常に大事になります。しかし、大学の経済学部を出てもあまり理解していない人もいます。
生活をしていく上で、最も大事な点をえぐり出します。今日、あなたは大学の経済学部の学生の大半を超えることになりますので、覚悟してください。
では、書いていきます。
価値と価格ですが、違いはなんだと思いますか?
どちらもお金に関する言葉
はい、正しいですね。
ただ、これでは、まだ実生活で賢い消費者にはなりません。
そして、少し勉強した人だと、こう言うかもしれません。
価値が価格より大きいと感じるとき、人は、ものを買うと。
ちょっと抽象的でわかりにくいですか?
具体的に説明しましょう。ペットボトルを買うシーンを考えてください。
さて、500mlのペットボトルの水です。あなたは、いくらで買いますか。もちろん、150円くらいですよね。
でも、これをものすごい価格で買う状況もあると思いませんか。
例えば、砂漠で喉がカラカラだとします。そして、まわりに水がない。「死にそう」、「何日も水を飲んでいない」「倒れそう」誰か助けて。
その場合、あなたはペットボトルの水が10000円でも安いと思いますよね。なんと言ったって、あなたの命を助けてくれたのですから。このときは、あなたにとってペットボトルの価値が非常に高くなっています。
また、別の場合を考えてください。
たった今コカ・コーラを完全に飲み干したあとのあなたを想像してください。
さっき一気飲みしたので、お腹がパンパンでゲップが出そうです。
このとき、目の前に大量のペットボトルの水が置かれています。
そして、
「今1本10円で飲んで買えます。ただ、持ち帰りはできません。今ここで飲んでください。」
と言われたとします。
その場合、私なら買いません。あなたは、買いますか。ちょっと厳しいのではないでしょうか。このときは、あなたにとってペットボトルの水は、非常に価値が低いものになっています。
まとめると、こうです。
自分にとっての価値>価格 商品を購入する
自分にとっての価値≒価格 商品購入を迷う
自分にとっての価値<価格 商品購入をしない
こういったことを、いちいち意識的に考えてはいませんが、あなたは、無意識的に毎回こうやって購買行動を決定していることになります。
これが、人がものを買う際にやっていることです。
さて、この概念を理解した上で、あなたの消費者力を一気に偏差値70まで上げることを今から話します。
基本的に、価値は主観的に決めるものであるということです。あなたが価値を決めるのです。間違っても、社会のどこかに客観的な価値が存在すると思ってはいけません。
価格は、メーカーの都合で基本的に決めますよね。
コストです。製造費、宣伝費、従業員に払う給料、想像しやすいものを一つ想像していただければ、十分です。
それで、利益を出すように価格を決めます。もちろん、違った価格の決め方をしていることもありますが、基本的に、メーカーが勝手に価格を決めることに変わりはありません。
それに対して、価値は、誰が決めるのですか。そうです。あなた決めていいのです。あなたが決めるべきなのです。
多くの人と話をしていると、ものを買うときに
「この値段は安いのか、高いのかわからない」
といった話を聞きます。それは、変です。
なぜなら、そのことは、あなたが決めるからです。あなたが、そのものを買うことによって得られるものを、あらかじめ十分に考えて買えば、かならず自分にとって安いか、高いかわかります。
例えば、インターネットしかしないで、あまりパソコンで作業しないのであれば、新しいパソコンを20万円で買うのは、馬鹿げています。このパソコンは、高いです。買わなくていいです。スマホで十分です。
ただ、パソコンで作業をしまくるアフィリエイターの方なら(あまりよく知りませんが)このパソコンを20万円で買って、かならず毎月100万円ずつ稼げるのであれば、このパソコンは安いと思うでしょう。
未来にあるリターンを考えて、今の価値を決めてください。もちろん、未来のリターンというのは、お金だけでなく、健康、名誉、心地よさ、よくわかりませんが、他に自分が良いと思うもの全般です。
使い方を考えて、買えとはいいますが、その使い方もあなたが確実に決めてください。
家電量販店に行った時のことを想像してください。
店員の方は、かならず、あなたが必要としない使い方まで言って、商品を勧めてくれます。そのときに、もし自分の目的とあった方法を伝えてくれれば良いです。しかし、目的と合わない形で、使いかたを教えてもらっても喜んではいけません。
また車のCMでは、あなたにきれいな彼女がいないにも関わらず、あたかもきれいな女性が隣に座っているのを想像させてきます。これは、失礼しました。
そういったときに、自分の決めた価値より、商品の価値が高く感じてしまうのではないでしょうか。このときを騙されそうになっていると判断してください。
あくまで、自分でものを使う目的を確実に決める。そして、価値を自分で決めることを意識してください。そうすれば、かならず、「あっいらないもの買ってしまった」なんてことは減るでしょう。
とにかく、
価値は主観的に自分がきめるもの
価格は、人が勝手にきめたもの
あなたが、積極的にものの使い方を考えて価値を決めることが大事です。
最初は、いちいち未来にどう使うかを考えるのは難しいかもしれませんが、慣れたらすぐです。
お金を使う能力が一気にあがります。さきのように、自分の欲望をくすぐられて価値が釣り上げられることが圧倒的に減るのです。
目的と手段についてのブログも宜しくお願いします。
目的と手段という2つの強力な概念 なぜ、あなたは機械を使いこなせないのか - 賢者への道
この話と、ワンセットのつもりです。是非ご一読を!
大学入試現代文を得意にするための2つの大前提! これを知っていると社会でも大活躍できます!
こんにちは、シュウです。
いつもブログを読んでいただいて、ありがとうございます。
さて、今回は、思いっきり受験関連の話題を一つ。
大学受験の国語、特に現代文についてです。もちろん、この記事は受験生だけではなく、親御さん、教師の方、教養を身につけたい方、すべての世代必読です。
そして、この記事を最後まで読めば、かならず現代文突破の解決の糸口が得られます。
おそらく、この記事を読まないと、なぜ近頃いろいろなところでコミュニケーション能力が問題になっているかわからないと思います。
大学受験の国語の問題、特に評論を解いたことがある方、または誰かが解いているのを見たことがありますか?
あなたが、その様子を見ていたとします。その子が解き終わって、答えを見たあとあることを聞いてください。こうです。
今の長い問題文の内容理解できた?
「う、何いってんだかよくわからない」
とにかく、問題の傍線部近くだけ見てそれっぽい選択肢を選んだというかもしれません。
受験勉強をしていながら、なぜ現代文が読めるようにならないのでしょうか?
不思議ではないですか?そして、社会に出てからももちろん読めるようになりません。
問題文が、難しいからですか?
でも難しいからできないというのは、変ですよね?
だって、できるようにするために勉強しているのですから。せっかくやった勉強がただの時間の浪費になるのは、悲しくないですか?
ではそろそろ、種あかしをしていきます。
ある一つのことつまりある一つの重大な真実が、まったくわかっていないために、文章の内容が理解できないのです。
それは、
そこには、自分がいつも漠然と思っていることと正反対の非常識なことが書いてあるということです。
そうです。非常識なことが書いてあるのです。
どういうことか説明します。聞いてしまえば、当たり前のことです。
現代文の文章は、だいたい文庫や新書の中の1ページから2ページを切り取って出題されます。
本の中の一部なわけです。
それで、もちろん大学側も受験生に読んでもらえるものなので、大学の先生や問題作成を頼まれた予備校などの業者は、ある程度きっちりした論理的な文章を読ませます。
そのときです。常識的な文章を読ませたら、例えばニュースで言っていることや、毎日普通の人達がしゃべっていることが書いてあったらどうですか?
例えば、「仕事は大変」だ。「がんばれ、勤勉が大事だ」とか。「地球温暖化が問題だ!解決しろ。」「ゴミの分別はしてくれ。」などが問題文の主張だった場合、
間違いなく読み間違えませんよね?
ということは、問題作成者が問題を作るときに、みんなが間違えやすくしたり、読み取りにくくするには、普段テレビとかニュースとか友達が言っていることと違うことが書いてある可能性が高いはずだと思いませんか?
さらに、さらに、さらに、さらに、さらに、さらに、さらに、さらにーです。
そもそも、本を一冊作家が書く際には、その本の中身は、大勢が思っていることと違うことが多そうじゃないですか?
みんなと同じことを言っていたら、わざわざ、何年もかけて、一冊の本を書く必要がありません。体力の無駄です。本を書くほど、知力がある人は、そんなことしません。もちろん、金儲けのためだけにやる場合もありますが。これは、今回入試問題にかんすることなので、除外します。
ということで、非常識だけどよく考えると論理的にわかり、そちらのほうが世間の意見よりまっとうな文章が入試国語に出てきやすいということです。
たとえば、東大の2000年の現代文の文章では、
「無闇やたらに環境保護をしたほうがいいというのは、おかしい」
という主張をする問題文がでました。
これは、世間の意見と真っ向から反対しますよね?
ただ、よく考えてください。自然といいますが、自然がいいんだったら、なぜ夏にゴキブリを殺すのですか。虫は自然ですよ。
また害虫駆除なんてのも、ありますよね。生態系を守れといいます。外来種は、ダメだとブラックバスはいい加減に駆除しろと。しかし、米は、実際朝鮮半島から伝わってきた外来種ですよ。駆除しますか。
などいろいろ例をあげて考えていきます。すると、実は、人間の都合のいい自然は、保護して、気味が悪かったり、危害を加えたり、はたまた、昔はよかったというノスタルジーをなくしてしまうようなブラックバスのいる自然つまり人間にとってなんらかの都合が悪い自然は、なくしてしまったほうがいいというのが、環境問題を考える大前提だと言っています。
例え話は、少しわかりやすくするために違うものを選びましたが、おもしろくないですか。
実際にちゃんと考えるともうちょっと、違うものの考え方もできるようになりますよね。
現代文は、こういうちゃんとした科目なのです。
そして、このような主張をする人たちは、少数派です。
少数派の意見が正しいことがあるといっていながら、ほとんど意見は通りません。ですが、やはり多様性とか、価値観の多様化を考える際に、やはり、こうやって少数派の意見を聞き取ることが大事ではないでしょうか。
これは、少数派だけでなく、自分と立場の違う人の意見をきちんと理解する最高のトレーニングです。
まず、非常識なことが主張されている。そして、それを受け入れる。現代のコミュニケーションの、最高の教材です。大学入試の国語は!
そして、もう一つできない理由があります。簡単です。勉強量が少ないからです。
数学・英語は毎日2時間勉強しても国語は、勉強しません。だから、勉強しましょう。もちろん、直前ではだめです。早くから。
できれば、小学生からです。
具体的には、何をすればよいか。本を読めばいいのです。おもしろい本です。ただ学者の書いたものがおすすめです。
岩波ジュニア新書などは、一流の学者が小中学生向けに書いた本で誰が読んでもわかるように書いています。是非いくつか読んで、いただければと思います。
そして、受験まで2年を切ってしまった方、今から巻き返すのも実は、そんなに難しくありません。
実は、非常識といってもいくつか非常識のパターンは、決まっていて、そういった参考書も出ています。それを下に乗っけておきますので、是非買ってみてはいかがですか。
ちなみに、大人が読んでもおもしろいものを選んでおきます。読むだけで、目が開くと思います。
受験国語を得意にする方法は、非常識な本だけど本質的なものを読むことですね。
そして、このブログでは、そういったものの考え方をたくさん紹介していくつもりです。是非読み続けてくださいね。毎回なんらかのヒントになっていますし、受験生だけでなく、全世代の人のためになるものを提供します。
いくつか、本を紹介します。読んでみてください。
先の東大入試問題の元ネタです。
これが、少し難しいと感じたなら。マツコ・デラックスさんとの共著もだしている池田清彦さんの本もおすすめです。
次に現代文の本です。どれも使えます。どの本も先ほど言ったような、非常識パターンを並べたものになっています。本屋などでパラパラめくって決めるといいのではないでしょうか。
出口さんの本は商売ッ気がありすぎます。内容を薄くして、たくさん出している気が。そして、以下の本では近年の問題を集めているので、受験生は過去問を実践的に演習してから、読んだほうがいいかもしれません。
なぜ、「あたまがわるい」ということばは、日本を滅ぼすのか。
こんにちは、シュウです。
いつもブログを読んでいただいてありがとうございます。
さて、今日は、少しタイトルを過激に書きすぎたかと思います。ただ、本当にこの「あたまが悪い」という言葉は、危険です。破壊力抜群です。
なぜ危険なのか、説明していきます。そして、こういう言葉を今後なるべく使わないようにしていただきたいと思います。
まず、この言葉「頭が悪い」という言葉を使っている人の心の底で信じていることがあります。
なんだと思いますか?
それは、人間の能力は、遺伝子によって、つまり生まれつきによって決まっているということです。
このことを信じています。
そして、それ自体は特に問題は、ありません。それは、生物だから個体差があるのは、当たり前だからです。
しかし、それが、人間の頭の能力(記憶力、想像力、地頭力などなど)は、開発できないと考えるようになると危険思想になります。運命決定論は、危険です。
これは、何故だと思いますか。
簡単にいえば、遺伝子や生まれによって運命が決まっていると考えると、人間は努力する気が失せるからです。これは、最悪です。この努力する気が失せるというのは、一番最悪です。
新しい能力は、どのようにしてつくのでしょうか。
はじめてのことにチャレンジするときに重要なたった一つの心の習慣
失敗の本質がそもそもポジティブなものである理由 - 現代版:賢者への道
などの記事でも書いた通りです。
新しい今までできなかったことをやることで、失敗しながら能力が上がっていくのです。ということは、最初チャレンジするときは、当然できません。でも、自分がこれからやることができるようになると信じるから頑張れるのです。
しかし、新しいことをやる際にこう言われたらどうでしょうか。
お前には、「才能がないからやめたら」、「今までのデータから言って君は〇〇大学には入れないよ」
こういったことを言われたらどうでしょうか。
二種類います。
このとき、自分に自信があり、自分のことを頭がいいと思っている子どもの場合、お前が頭わるいんじゃないの、俺ならできると思います。私ならできると思います。
このとき、自分に自信がなく、頭が悪いと思っている子どもの場合、やっぱそうか、私には無理なんだなと思ってしまいます。じゃあ、もっと目標を下げるかといってやりたいことをやめてしまうのです。
そして、この子自信がない子は、無意識的に、チャレンジすることを避けてしまいます。すると、当然自分の出来る範囲のことしかやらないので、能力がさほど上がらず、そして、何故自分が漠然とした何か満たされない思いを抱いているのかわからないまま、もしかしたら一生を終えるかもしれません。
なので、この頭が悪いという言葉を指導者は、絶対に使ってはいけません。やりたいということがあるのであれば、その手助けをしてあげましょう。
具体的には、目標達成をするための方法や情報を探しに行きましょう。頑張って探せば大抵のものは、見つかるはずです。
例えば、記憶力、想像力、その他もろもろの能力は、ある程度確立された方法でトレーニングを行えば、かなりの程度、上げることができます。いわゆる地頭力というのも、問題なくあげることができます。
実は、頭が悪いという言葉を使って人が何かをやるのを妨げる人の中には、問題解決がめんどくさい、情報収集がめんどくさいという心理があります。
そして、たいした経験もしていないのに、自分の経験してきたこと、見てきたことがすべてだと思ってしまうのです。
失敗をしないようにと、その人を思う気持ちがかえって、その人のためにならないこともあります。
少し耳の痛い話かと思いますが、かかせていただきました。
勉強ができない人の気持ちがわかるようになるためにしているたった一つの習慣
の記事に書いたようにやはり、いろいろなことを学び続けていくことが大事ではないでしょうか。
ちなみに遺伝子が能力を決定するのか、環境が決定するのか、私はどちらも関係あると思いますが、自分でコントロールできるもしくは、指導する側がコントロールできるのは、環境だけなので、遺伝子について考えるのは、教育上無意味ではないかと思います。
やわらかな遺伝子などの書籍にそういったことが書いてありますので、少し読んでみてください。
スランプだと思ったときに読んでください。挫折して、負けっぱなしにならないために、思い出してほしい一つのお話
こんにちは、シュウです。
いつもブログを読んでいただいてありがとうございます。
以前から、新しい学ぶことの重要性についてお話してきました。
よろしければ、そちらも見てください。
はじめてのことにチャレンジするときに重要なたった一つの心の習慣
さて、新しいことを学びはじめてもうまくいかないこと、よくありますよね。そして、挫けそうになるということも。そして、わからない・理解できない・うまくいかない。
そんなときどうすればよいか、説明します。きっと解決しますよ。
家の中をのたうち回る、奇声をあげる。キョエー
などなど、気が狂いそうになるでしょう。
そんなときに、ちょっと思い出してほしいことがあります。あなたには、こんな経験がありませんか。
困っていたときに、悩んでいた、わからないでいたことがフッとわかったと思うときが。例えば、上司に無理難題をふられた、こどもがいうことを聞かなくてしょうがない、またまた受験生なら、あの問題がわからない。そんなとき、
「あっ、わかった。」
なんてことありますよね。
歩いていて、買い物をしていて、ご飯を食べていて、そんなことがありますよね。
アルキメデスは、アルキメデスの原理を発見したとき、ユーリカ(わかった)と叫んだといいます。このときにお風呂にいたらしいですね。
そう、この話の重要なポイントは、2つです。まず、一つ目に問題にいったん本気で向かって、悩んだことがあるもしくは、考えたことがあるということ。
そして、2つ目に、その問題を実際に考えていないときに、わかるということ。
いわゆる無意識的に、解決してしまったということです。
さて、ここで、二十世紀の偉大な哲学者ラッセルに登場していただきましょう。
ラッセルは、哲学者・思想家として活躍していた人です。数学の基礎づけに関わり、そしてまた平和主義者で、ラッセル・アインシュタイン宣言という反核運動をしていたとのことです。
ラッセル幸福論からの引用です。
先の無意識をラッセルは、うまく使っていたようです。
ラッセル幸福論(岩波文庫)の第5章83ページです。
いきます。
以下引用
たとえば、私がある相当むずかしいトピックについて書かなければならないとする。その際、最上の方法は、それについて、ものすごく集中的に-それこそ私に可能な限りの集中力をもって-数時間ないし数日間考え、その期間の終わりに、いわば、この仕事を地下で続けよ、と命令することである。何ヶ月かたって、そのトピックに意識的に立ち返ってみると、その仕事はすでに終わっているのを発見する。このテクニックを発見する前は、私は仕事が一向にはかどらないのにやきもきしながら、その間の数ヶ月を過ごしたものだった。そんなにやきもきしたところで、それだけ早く解答がでるわけではないので、その間の数ヶ月は無駄に費やされてしまった。しかし、今ではその間、別の仕事に専念することができる。
引用終了
良い文章だと思いませんか。実は、ラッセルは名文家としても知られています。実際ノーベル文学賞を受賞しています。
この本は、非常におもしろいです。生活の智恵がたくさんありすぎです。
この部分なんかを見ると、ラッセルでさえ、あらゆることをスラスラやっていたわけではないんですね。裏ワザを発見するまでは大変だったようですね。
ちなみに私は、この本の英語版The conquest of happinessをテキストに学習コーチをやっていたりしてもいます。
おーっと脱線しすぎました。すみません。この本には、他にも良いことがたくさん書いてあります。私が評価するのも、変ですが、是非読んでください。
それで、ラッセルもむずかしいトピックについて考えるときは、さきに書いたような裏ワザをやっていたのですね。
実は、多くの科学者や哲学者その他学者たちは、この裏技を使っているようです。最近でこそ、マーフィーの眠りながら成功するとか無意識を使ったなんたらだとかが流行っていますが、こういった科学者たちは、無意識を科学的に捉えていたわけではなく、生活の智恵として使っていたのですね。
おもしろい。
さてわからないことできないことがあったときどうすれば、良いか。簡単です。ラッセルと同じことをすれば良いのです。実際私もしています。
まずは、問題・わからないこと・理解できないことに意識を集中する。どうしたら、できるようになるかーぐっとかんがえる。
そして、地下で仕事をせよと命令する。最初は信じられないかもしれませんが、できるようになります。
最後に意識的に立ち戻ってみる。
何事も一朝一夕にできるようになるのではないですよ。
ぜひ、実践してみてください。
なお、ラッセルはむずかしいトピックを考えていたかもしれないけど、自分たちの問題は簡単だよっと思う人。要注意です。人によってもののむずかしさは当然違います。その問題に取り組んでいるときに、わからなければ、それがむずかしいのです。ぜひいろいろなことに使ってみてください。
はじめてのことにチャレンジするときに重要なたった一つの心の習慣
こんにちは、シュウです。
いつもブログを読んでいただいて、ありがとうございます。
本日は
勉強ができない人の気持ちがわかるようになるためにしているたった一つの習慣
という以前の記事の続きについて書きます。
前の記事では、新しいことを積極的に学ぶことで、できない人の気持を想像しやすくなるということを書きました。
そうだ、この記事は、
の記事ともつながりがあるので、そちらも一緒に読んで頂いけたら嬉しいです。
すみません、脱線しました。
それでは、今回は、はじめてのことにチャレンジする際に重要なことについて説明します。
この記事は、自分では毎回なんなくチャレンジができている人には必要ないと思われるかもしれません。ただちょっとそんなあなたも立ちとまって読んでみてください。
あなたにも、自分の子どもや周りの人が何かをするのを後押しする瞬間が、近い将来に来るでしょう。そのときに役立つように頭の中に入れておいてください。
さて、では、お話します。
実は、非常に簡単なことです。
まずは、内容を非常によく絞って、狭い範囲をやることです。そして、毎回その狭い範囲を一つ一つマスターしていくということです。時間でやらない。
ちょっと抽象的ですね。すみません。
具体的に話をします。
例えば、あなたの中学生の子どもが英語を勉強しようとしているところを想像してください。
別に、英語に限らず、数学でもいいです。ただ説明の都合のため英語にさせていただきます。
その際に、なんとなく英語をやっていて、漠然とやらせるのではなく、内容を思いっきり絞ってやります。
例えば、今日は、to-不定詞だけをやる。日曜日の午前中だと思ってください。そして、朝9時にスタートして、ひたすらto不定詞だけをやる。全項目終わるまで、やる。そして、最初にまた戻って、ひたすらわかるようになるまで、取り組むということです。
さすがにどんなにわからなくても一日中やっていれば、わかるようになります。そして、朝よりはなにか知らわかっている状態になりますね。
そのときの何がわかったのか、変化を書き留めていきます。例えば、to不定詞の名詞的用法が分かったとか、です。
こうして、変化を書き留めていくと、自分の時間が無駄でなかったとわかります。そうやって、少しの変化をたくさんためていきましょう。そうすることによって、半年、一年たったときに見違えるようになっていると思います。
実は、変化を記述するというのは、コーチングにおいて、基本中の基本なのです。
どうしても、勉強ができない子どものご家庭のご両親には、完璧主義の臭いがすることが多いです。
そして、全体として、できないと思ってしまいます。
なので、部分的に良くしていきましょう。
ちょっとずつしかよくは、ならないのです。
もちろん、完璧主義は良いのですが、それは長い時間をかけて完璧にしていくのであって、目下では、ある程度テキトー主義でいいと思います。
前の
でも書きましたが、ひとつの考え方・行動は条件によって、良いときと悪いときがあります。完璧主義、テキトー主義も場合によって使い分けましょう。
もちろん、8割型完成形に近づいたら、あとは、完璧主義でギリギリつめます。
時間でやらないというのも大事です。何時から何時までにやるというと、最初のうちは、理解がおろそかになります。こうなると、うまくいかないので、ドヨーンとなってしまいます。
あくまで、理解できるまで、つきあうのです。
ということで、内容を絞る・そしてできるまでやる・変化したことを書き留める。地道に見えるかもしれませんが、今日から実践すれば、半年もすれば、見違えるようになります。
そして、これは、会社員の人材育成・その他、教育でも応用範囲が広いです。是非みなさん実践してみてください。