賢者への道

長期的に考えて人生を征服することを企むあなたへ

権威に頼らないで考えるための方法とは?

こんにちは、シュウです。

 

いつもブログを読んでいただいてありがとうございます。

 

今回は、権威主義的なものの見方しかしないと、人は考えられなくなってしまい、自分でうまく判断できなくなってしまうということを説明します。そして、どのようにしてそれから脱却するかを提示していきたいと思います。

 

ちょっと明日からニュースを見るのが楽しくなるかもしれませんよ。どうでしょうか?

 

権威主義的というのは、ちょっと難しいので、偉い人や経歴がすごそうな人が言っているので、正しいだろうと思っちゃうことぐらいの意味で使います。あまり厳密な意味で使うと大変なので、このぐらいで勘弁してください。

 

私は、職業柄よく子どもたちに「なぜそう思うの?」と聞きます。

 

すると、返ってくるのが、「先生が言ったから」「テレビで偉い人が言ったから」とかそういうことを言われます。「本に書いてあった」「教科書に書いてあった」そういうことも言われます。

 

これらの言葉は、一見すると理由のように聞こえますが、まったく理由になっていません。これらの発言をする人たちは、すべて「偉い人が言っていたから」とか「世間が認めたから」といった基準で物事を正しいと決めています。

 

でも、偉い人が言っていたからあっていると考えるのは危険ですよね。なんか原発事故のときだってきな臭いことを言っていました。また科学の発見だって、たいてい前の科学者が間違っているといったことがあとの優秀な科学者によってひっくり返るということもあります。

 

だから、いわゆる偉い人が言っていることは間違っている可能性があるわけです。そして、偉い人が言っていることが間違っているかもしれないと誰も監視しなくなったら、偉い人たちは嘘つき放題になってしまいます。

 

なので、権威主義にはまってはやはりまずいわけです。どうしても、みんなで権威を監視しないといけない。

 

さて、そんなことはわかっても権威はやっぱり権威だよと思うかもしれません。

 

どうやって、権威を疑うんだよ。と思うかもしれません。

 

そこで、ちょっとした思考実験をしてみましょう。

 

ある政治の事件があったとします。そして、その事件について、テレビに出ている東京大学教授がいるとします。そして、あなたはその人の発言を聞いたとする。

 

そのとき、なるほど、偉い人が言っているんだから、間違いないと思っちゃうのは、まずはしょうがないことです。本当は最初から、おい!ってツッコミを入れて欲しいですが。

 

問題は、その後です。今から言うことを思い出してください。

 

東京大学の教授は何人いますか?と

 

そして、それ以外の京都大学大阪大学・その他国公立大学・早稲田・慶應たくさん、世の中で良いとされている大学はあります。20~30はあります。もちろん、東大に通った人は、東大以外は大学じゃねーっと言うかもしれませんが。

 

同じ分野の研究者でもかなりの数の研究者がいることは間違いないですよね。

 

かなり研究者がいるということは、たくさんの研究の切り口があるということです。

 

あなたに質問です。

 

そのみんなが同じ意見だと思いますか?

 

絶対に、一人ぐらい違う意見をいう人はいますよね。

 

その反対の意見を聞くようにするのです。

 

やり方は、簡単です。

 

その教授の名前をグーグルの検索ページにぶち込んで

 

〇〇批判

 

とかいれます。

 

そうすると、いろいろな反対意見が見ることができます。自分の思っていた論理と違う論理を展開している人たちは、ネットにあふれています。是非いろんな意見を見比べてみてください。

 

自分の好きな作家・大学教授でも必ず入れて検索しましょう。というか好きな人ほど、検索してください。

 

思ってもいないところで批判されているかもしれません。そして、その批判というか否定されているのを見ても、あなたはファンで居続けるのかを考えるのです。

 

そして、ダメだったら、その人はポイ捨てしてください。他の人を見つけてください。

 

それを繰り返せば、より確からしい人はいるけど、絶対に正しい意見などないことがわかってきます。

 

そして、最後に自分の現実の実感とあっていることを言っている人を選べばよいでしょう。ただ、あなたは、自分の知識が増えていくにしたがって、誰が正しいと判断するかは変わっていきますが。

 

このように判断していくのです。

 

よく受験生で、誰の勉強法が正しいかわからないとか、一人の意見だけを聞く人がいます。それは、危険です。まず一人だけの意見を聞いただけでは、その人が間違っているかどうかわかりません。

 

親の意見と先生の意見と友達の意見みんな違うから、あっている・間違っているの判断ができるのです。比べることができなければ、選ぶことができません。

 

また、権威主義に陥っていると、いろいろなことを一つの問題に対して、複数のことを言われると、何をしていいのかわからなくなります。

 

5人の専門家がいたときに、話をされてみんなが違うことを言っていると、なったときに、一番経歴がよくて、偉そうな人を選ぶことになってしまいます。

 

それでは、あなたが判断したとはいいません。社会的な権威を価値判断の根拠としただけです。

 

基本的には、どんな人のどんな意見にも絶対に穴があるということを知っておいてください。そして、判断をするときに権威で選びそうになったら、

 

すぐにグーグルに飛び、

〇〇批判

 

と入れてみてください。

 

あなたの想像もしなかった、世界が開けてくるはずです。

 

 

人を操りたい、子どもを自分の思い通りにしたいと思う方は、下の権威と権力をおすすめします。中学生の男の子と作者の対話形式で書かれていて、非常にわかりやすいです。

私が塾の講師をしていたとき、こどもを従わせるにはどうすれば良いかを考えて何度も読みました。

 

権威は、なぜかわからないけど従いたくなってしまう感じ

権力は、強制的に人を従わせる力 

だそうです。