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大学入試現代文を得意にするための2つの大前提! これを知っていると社会でも大活躍できます!

こんにちは、シュウです。

 

いつもブログを読んでいただいて、ありがとうございます。

 

さて、今回は、思いっきり受験関連の話題を一つ。

 

大学受験の国語、特に現代文についてです。もちろん、この記事は受験生だけではなく、親御さん、教師の方、教養を身につけたい方、すべての世代必読です。

 

そして、この記事を最後まで読めば、かならず現代文突破の解決の糸口が得られます。

 

おそらく、この記事を読まないと、なぜ近頃いろいろなところでコミュニケーション能力が問題になっているかわからないと思います。

 

大学受験の国語の問題、特に評論を解いたことがある方、または誰かが解いているのを見たことがありますか?

 

あなたが、その様子を見ていたとします。その子が解き終わって、答えを見たあとあることを聞いてください。こうです。

 

今の長い問題文の内容理解できた?

 

「う、何いってんだかよくわからない」

とにかく、問題の傍線部近くだけ見てそれっぽい選択肢を選んだというかもしれません。

 

 

受験勉強をしていながら、なぜ現代文が読めるようにならないのでしょうか?

不思議ではないですか?そして、社会に出てからももちろん読めるようになりません。

 

問題文が、難しいからですか?

でも難しいからできないというのは、変ですよね?

だって、できるようにするために勉強しているのですから。せっかくやった勉強がただの時間の浪費になるのは、悲しくないですか?

 

ではそろそろ、種あかしをしていきます。

 

 

ある一つのことつまりある一つの重大な真実が、まったくわかっていないために、文章の内容が理解できないのです。

それは、

 

そこには、自分がいつも漠然と思っていることと正反対の非常識なことが書いてあるということです。

 

そうです。非常識なことが書いてあるのです。

 

どういうことか説明します。聞いてしまえば、当たり前のことです。

 

現代文の文章は、だいたい文庫や新書の中の1ページから2ページを切り取って出題されます。

 

本の中の一部なわけです。

 

それで、もちろん大学側も受験生に読んでもらえるものなので、大学の先生や問題作成を頼まれた予備校などの業者は、ある程度きっちりした論理的な文章を読ませます。

 

そのときです。常識的な文章を読ませたら、例えばニュースで言っていることや、毎日普通の人達がしゃべっていることが書いてあったらどうですか?

 

例えば、「仕事は大変」だ。「がんばれ、勤勉が大事だ」とか。「地球温暖化が問題だ!解決しろ。」「ゴミの分別はしてくれ。」などが問題文の主張だった場合、

間違いなく読み間違えませんよね?

 

ということは、問題作成者が問題を作るときに、みんなが間違えやすくしたり、読み取りにくくするには、普段テレビとかニュースとか友達が言っていることと違うことが書いてある可能性が高いはずだと思いませんか?

 

 

さらに、さらに、さらに、さらに、さらに、さらに、さらに、さらにーです。

 

そもそも、本を一冊作家が書く際には、その本の中身は、大勢が思っていることと違うことが多そうじゃないですか?

 

 

みんなと同じことを言っていたら、わざわざ、何年もかけて、一冊の本を書く必要がありません。体力の無駄です。本を書くほど、知力がある人は、そんなことしません。もちろん、金儲けのためだけにやる場合もありますが。これは、今回入試問題にかんすることなので、除外します。

 

 

ということで、非常識だけどよく考えると論理的にわかり、そちらのほうが世間の意見よりまっとうな文章が入試国語に出てきやすいということです。

 

 

たとえば、東大の2000年の現代文の文章では、

「無闇やたらに環境保護をしたほうがいいというのは、おかしい」

という主張をする問題文がでました。

 

これは、世間の意見と真っ向から反対しますよね?

 

ただ、よく考えてください。自然といいますが、自然がいいんだったら、なぜ夏にゴキブリを殺すのですか。虫は自然ですよ。

 

また害虫駆除なんてのも、ありますよね。生態系を守れといいます。外来種は、ダメだとブラックバスはいい加減に駆除しろと。しかし、米は、実際朝鮮半島から伝わってきた外来種ですよ。駆除しますか。

 

などいろいろ例をあげて考えていきます。すると、実は、人間の都合のいい自然は、保護して、気味が悪かったり、危害を加えたり、はたまた、昔はよかったというノスタルジーをなくしてしまうようなブラックバスのいる自然つまり人間にとってなんらかの都合が悪い自然は、なくしてしまったほうがいいというのが、環境問題を考える大前提だと言っています。

 

例え話は、少しわかりやすくするために違うものを選びましたが、おもしろくないですか。

 

実際にちゃんと考えるともうちょっと、違うものの考え方もできるようになりますよね。

 

現代文は、こういうちゃんとした科目なのです。

 

そして、このような主張をする人たちは、少数派です。

 

少数派の意見が正しいことがあるといっていながら、ほとんど意見は通りません。ですが、やはり多様性とか、価値観の多様化を考える際に、やはり、こうやって少数派の意見を聞き取ることが大事ではないでしょうか。

 

これは、少数派だけでなく、自分と立場の違う人の意見をきちんと理解する最高のトレーニングです。

 

 

まず、非常識なことが主張されている。そして、それを受け入れる。現代のコミュニケーションの、最高の教材です。大学入試の国語は!

 

 

そして、もう一つできない理由があります。簡単です。勉強量が少ないからです。

 

数学・英語は毎日2時間勉強しても国語は、勉強しません。だから、勉強しましょう。もちろん、直前ではだめです。早くから。

 

できれば、小学生からです。

 

具体的には、何をすればよいか。本を読めばいいのです。おもしろい本です。ただ学者の書いたものがおすすめです。

 

岩波ジュニア新書などは、一流の学者が小中学生向けに書いた本で誰が読んでもわかるように書いています。是非いくつか読んで、いただければと思います。

 

 

そして、受験まで2年を切ってしまった方、今から巻き返すのも実は、そんなに難しくありません。

 

実は、非常識といってもいくつか非常識のパターンは、決まっていて、そういった参考書も出ています。それを下に乗っけておきますので、是非買ってみてはいかがですか。

 

ちなみに、大人が読んでもおもしろいものを選んでおきます。読むだけで、目が開くと思います。

 

受験国語を得意にする方法は、非常識な本だけど本質的なものを読むことですね。

 

そして、このブログでは、そういったものの考え方をたくさん紹介していくつもりです。是非読み続けてくださいね。毎回なんらかのヒントになっていますし、受験生だけでなく、全世代の人のためになるものを提供します。

 

いくつか、本を紹介します。読んでみてください。

 

先の東大入試問題の元ネタです。

 

これが、少し難しいと感じたなら。マツコ・デラックスさんとの共著もだしている池田清彦さんの本もおすすめです。

 

次に現代文の本です。どれも使えます。どの本も先ほど言ったような、非常識パターンを並べたものになっています。本屋などでパラパラめくって決めるといいのではないでしょうか。

 

出口さんの本は商売ッ気がありすぎます。内容を薄くして、たくさん出している気が。そして、以下の本では近年の問題を集めているので、受験生は過去問を実践的に演習してから、読んだほうがいいかもしれません。