目的と手段という2つの強力な概念 ツールをうまく使いこなすには
こんにちは、シュウです。
いつも、ブログを読んでいただいてありがとうございます。
今日は、目的と手段という概念をお伝えします。この記事を読むと、
行動をするときに、モヤモヤした気持ちが減ります。
そして、副産物として、この2つの概念を理解できた瞬間から、おそらく日本人の上位5%の頭を手にいれるでしょう。
ただ、5%といっても
1億2千万人×5%=600万人
もいます。ま、気にしないでいきましょう。
さて、一つ質問です。
あなたは、何か、できないと思っていることがありませんか?
思い出してください。
そして、今からツールを使いこなせない人について話していきますので、それをあなたのできないことに当てはめながら、読んでください。
機械では、あまりにわかりにくいので、今みなさんが見ているブログを例にとりましょう。そして、少し私の話を。
私は、つい何日か前にブログを開設しました。本当にここ2,3日です。
私は、このブログの機能をほとんど使っていません。今のところほとんど初期設定で、行っています。さらに、写真なども乗っけていませんし、特に何かがんばっているわけではありません。
しかし、私は、完全にブログを使いこなしていると思っています。
「は、アホちゃうかお前!」「しばくぞ、こら!」「何、この人変!」などいろいろな反応があるかもしれません。
ただ、私は、勝手にブログを使いこなしていると思っています。少なくとも、できないといって病んではいません。
この謎を解くカギが目的と手段という概念なのです。
私のブログを開設した目的は、教育活動を円滑に行うということです。どういうことか説明しますね。
私は、コンサルタント・コーチ・家庭教師などいろいろなところで話をし、考えたことを伝えたりしています。その際に、他の人にもこの話をしたいと自分の考えた話をしたいと思うことがあります。
そのときに、毎回時間をとって話をしていては、とんでもないことになりますよね。なので、ブログに乗っけておくから、見ておいてというのです。そうすれば、私がいないところでも教育活動ができるわけです。
もちろん、守秘義務やあまり個人的なことは、書きません。書いたら仕事を続けられません。なので、個別の事例を一般化・抽象化した形で書いています。
さて、私のブログを開設した目的は、文章を書き、それを人に読んでもらって、読んだ人の理解が深まった瞬間に達成しています。そして、これからも達成され続けると思います。
この、自分で決めた目的が達成された瞬間に、もう使いこなしたと思っていいのです。なので、私は、ブログが初心者ですが、使いこなしたと思いました。
要するに、何を伝えたいかといいますと、
何かをやる際には、かならず目的を先にしかも勝手に主観的に決めてくださいということです。手段はあとです。
これをやらないと、いつまでたってもものは、使いこなせません。なんでもそうですが、人間がやることは、なにかの目的を達成するための手段であることが多いと思います。
気づかないうちに、だんだん、みんながやっているから俺もTwitterやるとかブログやるとかfacebookやるとかになっていませんか。
そうすると、手段が目的になってしまいます。
すべての機能を使い尽くすことが、目的になってしまいます。そもそも、機械でも、ソフトでも一人の消費者がすべての機能を使うことは、想定していませんよね。いかに、説明書が分厚いか。笑
機械やその他の本来手段のはずのものは、いろいろなところでそれを使いこなしている、勝間和代のようなスーパーおばさんやスーパービジネスパーソンなどがいます。
どうしても、そういった人たちを見ると、
「自分もああいうふうに、カチカチ操作しなければだめだな」と思ってしまいます。
正直そんなことは、どうでもいいのだと私は思うようになりました。
基本的に好きなようにつかう。自分でやりたいことを設定し、それを当該の手段でクリアする。それでいいのです。
そして、新しいことができるようになると、またさらにその機械やブログで新しいことをもっとしたい欲望が出てくるかもしれません。出てこなかったらそれはそれまでです。
この目的と手段ということをよくよく考えないと本当に危険だということがあらゆる場面において、あります。
先のブログの例であれば、やたら機能のいじり方にこだわり、自分で何をやりたいのかわからないなんてことになったら、時間の無駄になってしまいます。
これは、何もツールだけではありません。
大学になぜ入るのかという目的を考えない。
この会社になぜ入るのかという目的を考えない。
なぜこの会議はするのかという目的がわからない。
これらの話は、日本にあふれていて、枚挙に暇がありません。
あなたが、毎日の生活でこの目的と手段がすり替わった瞬間には、何度も遭遇しているはずです。本来ただの手段であるはずのものが、目的になってしまう。
そして、それを見つけたら、一言、
「それ、なんのためにやってるの?」
と聞きましょう。
もしくは、聞けないので、あれば、貯めこんで、どこかで、
「あれは意味がない、こうやったほうが良い」
と改善策まで考えて、誰かに伝えましょう。
それで、無駄なことが日本から少しでも減ったらうれしくないですか。
最後に、私は、こういった手段と目的という概念をあまりよく理解せず生きていた時期がありました。
自分が、そもそもどういう目標・目的を持っているのか、考えないで、資格をとるのにがんばろうとして、病んだことがありました。
みなさんには、そうならないようにと思って、記事を書きました。
最後まで、読んでくださってありがとうございます。
価値と価格のブログもどうぞ。
賢い消費者になるために知っておきたい価値と価格のお話 これを読んで実行すれば、あなたの一ヶ月の消費は、半分になるかもしれない。 - 賢者への道
ちなみに、ある哲学者が、このことについて真剣に議論していました。よろしければ、ご一読を。でも少し難解かもしれません。でもやっぱり面白いので、是非。ちなみに、九州大学2014年でこの本の中の文章が出題されました。
個人的には、メチャメチャ面白いので、お勧めです。