数学・算数を好きになるために最も大切なマインドとは
こんにちはシュウです。
いつもブログを読んでいただいてありがとうございます。
前回のブログで予告した通り、数学・算数を好きになるには、ということで、迷うことの重要性および、迷うことはいいことだと伝えたいと思います。
はじめて、何かをする場合、最初からうまくできたらうれしいですよね。もちろんそういった人もいるでしょうが、多くの人はそうはいきません。
時間をかけて、その対象に親しむことによって、なんとなくいろいろなことがわかっていきます。
数学者の森毅さんは、次の動画の中で、面白いことをいっています。
漫画を嫌いにさせるには、どうすればよいか。簡単です。明日までに漫画のこのページを全部覚えてこい。
そして、テストをして順位をつけるから。
できなかったら放課後に残って、覚えてもらう。
確かに、聞いただけで嫌になりそうですね。
つまり、学校でこういう対応をされるととても嫌になりそうですね。つまり、なんらかの規則に強制されて、その中で、順位づけをされるととても嫌になりますね。
これでは、学校のほとんどの科目はつまらないことになってしまいそうですよね。
さて、ここで、なぜ漫画は、多くの人が好きなのでしょうか。
不思議に思いませんか。
もちろん、絵が多いという理由もあります。そして、わかりやすいというのもあります。
ただ、私はそれだけではないと思います。
毎日漫画に触れるからです。つまり回数が多いからだと思います。途中から漫画を読むとあまりよくわかりませんね。最初から読みます。そして、おもしろいからまた読む。そして、わかっていく。
あらかじめ全ての内容がわかっているわけではありませんよね。ただたくさん見たり何回も繰り返すからわかるようになる。
先の森毅さんの動画に戻ると、
数学の勉強を、京都での散歩に喩えています。おもしろそうじゃないですか。
散歩と数学になんの関係があるんだと思われたかもしれません。お答えします。
散歩をしていて、迷っていろいろな道をいくと、自分の見慣れた他の道とつながることがありますよね。
このときは、自分の頭の中とリアルな物理的な道がつながって、俯瞰した地図とリアルな目の前の道がつながったような感覚になったことが多くの人にあると思います。
これってすごく気持ちいいですよね。快感です。そして、これが数学をわかったときの快感だとおっしゃっています。
ただ、これを得るには、長い道のりを歩かなければなりませんよね。その間は辛いです。ですが、それをちょっと我慢すると、先の快感が訪れます。
そして、この迷うことですが、一人より何人かで迷ったほうが途中心細くないとおっしゃっています。確かに道をいくときに、一人で迷うより何人かで迷ったほうがいい。
これは、未知の道をいくときに、人がやらないことをやるときに同じことが言えそうです。
そして、一緒に迷って快感を味わう。
これが、もし、道に迷った瞬間に、隣にいる人に怒られるとしたらどう思うでしょうか。そうしたら、その人とは、二度と散歩には出かけないでしょうし、未知のものに挑戦はしていきませんよね。
なので、わからないこと、結論が出ないものに対して、一緒に迷ってあげることが非常に大事なのです。
数学に限らず、未知のものに、わからないことに対して、とにかく一緒に付き合ってあげる。そして、早急に結果を要求しないというのは、人材育成、育児両方に必要なことだと思います。
森毅さんの本は、どれを読んでも面白いです。
数学について、ちょっと詳しくなりたい人と数学の受験勉強の方法を知りたい人は次の本を少し読んでみてください。